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文献詳細

雑誌文献

臨床検査51巻1号

2007年01月発行

文献概要

今月の主題 乳癌と臨床検査 トピックス

ザンクトガレン・コンセンサスレポート

著者: 堀井理絵1 秋山太1

所属機関: 1癌研究会癌研究所病理部

ページ範囲:P.81 - P.83

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1.はじめに

 ザンクトガレン・コンセンサス会議は,2年に1度スイスのSt. Gallenで開催される早期乳癌の初期治療に関する国際会議である.この会議では,予後因子,治療効果予測因子に関する最新の研究結果や経験を踏まえた早期乳癌の術後薬物療法に関する治療指針が,エキスパートによるコンセンサスとして提示される.至近では,2005年1月26日から27日に会議が開催され,その時点でコンセンサスの得られた治療指針が2005年10月のAnnals of Oncology誌にザンクトガレン・コンセンサスレポートとして掲載された1)

 本稿では,この2005年のコンセンサスレポートについてリスク分類を中心に解説する.

参考文献

Goldhirsch A, Glick JH, Gelber RD, et al:Meeting Highlights:International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2005. Ann Oncol 16:1569-1583, 2005
浸潤性乳管癌の病理学的悪性度分類,臨床・病理 乳癌取扱い規約 第15版(日本乳癌学会編),金原出版,pp14-18, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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