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文献詳細

雑誌文献

臨床検査51巻1号

2007年01月発行

文献概要

編集者への手紙

乳癌細胞診標本を用いたCISH法によるHER2/neu遺伝子検出の基礎的検討

著者: 片山博徳1 前田昭太郎1 工藤光洋2 内藤善哉2

所属機関: 1日本医科大学附属多摩永山病院病理部 2日本医科大学第二病理学教室

ページ範囲:P.116 - P.117

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1.目的

 乳癌の免疫療法薬であるTrastuzumab(Herceptin®)の治療適応の判定にはHER2/neuの過剰発現・遺伝子増幅の解析が必要であり,また,St. Gallen 2005において,乳癌のリスク因子としてHER2/neuの過剰発現・遺伝子増幅の有無も追加された1).今回,光学顕微鏡により観察が可能であるchromogenic in situ hybridization(CISH)法を用いて,乳癌細胞診材料におけるHER2/neu遺伝子の検出について基礎的な検討を行った.

参考文献

1) Goldhirsch A, Glick JH, Gelber RD, et al:Meeting Highlights:International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2005. Annals of Oncology 16:1569-1583, 2005
2) 伊藤 仁,宮崎葉子,長村義之,他:迅速細胞転写法の検討.日本臨床細胞学会誌 41:302-303,2002
3) 山崎泰樹,国実久秋,菅野渉平,他:乳腺細胞診のchromogenic in situ hybridization(CISH)法~多量処理によるコスト低下の試み~.日臨細胞埼玉会誌 22:17-19, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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