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文献詳細

雑誌文献

臨床検査51巻1号

2007年01月発行

文献概要

今月の表紙 腫瘍の細胞診・1

乳腺良性腫瘍

著者: 水谷奈津子1 海野みちる2 坂本穆彦2

所属機関: 1杏林大学医学部付属病院病院病理部 2杏林大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.4 - P.6

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 乳腺腫瘍の診断には穿刺吸引細胞診(fine needle aspiration cytology;FNAC)は有用な検査法の一つである.簡便かつ患者への負担が少なく,質的な診断も得られる.そのため,乳房レントゲン撮影(マンモグラフィー)や超音波検査とともに,FNACは主要な検査として位置付けられている.

 乳腺腫瘍の組織型は多彩である1,2).良性腫瘍は経過観察となることがあるため,画像診断やFNACの役割は大きい.それには十分な量の細胞採取とアーチファクトの少ない標本作製が必要である.

参考文献

1) 日本乳癌学会編:臨床・病理 乳癌取扱い規約,第15版,金原出版,2004
2) Tavasoli FA, Devilee P:Pathology & Genetics:Tumours of Breast and Female Genital Organs, WHO, Lyon, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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