文献詳細
今月の表紙 腫瘍の細胞診・1
文献概要
乳腺腫瘍の診断には穿刺吸引細胞診(fine needle aspiration cytology;FNAC)は有用な検査法の一つである.簡便かつ患者への負担が少なく,質的な診断も得られる.そのため,乳房レントゲン撮影(マンモグラフィー)や超音波検査とともに,FNACは主要な検査として位置付けられている.
乳腺腫瘍の組織型は多彩である1,2).良性腫瘍は経過観察となることがあるため,画像診断やFNACの役割は大きい.それには十分な量の細胞採取とアーチファクトの少ない標本作製が必要である.
乳腺腫瘍の組織型は多彩である1,2).良性腫瘍は経過観察となることがあるため,画像診断やFNACの役割は大きい.それには十分な量の細胞採取とアーチファクトの少ない標本作製が必要である.
参考文献
1) 日本乳癌学会編:臨床・病理 乳癌取扱い規約,第15版,金原出版,2004
2) Tavasoli FA, Devilee P:Pathology & Genetics:Tumours of Breast and Female Genital Organs, WHO, Lyon, 2003
掲載誌情報