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文献詳細

雑誌文献

臨床検査51巻11号

2007年11月発行

文献概要

今月の主題 メタボリックシンドローム健診での注意点 各論―検査前手順の注意点

中性脂肪,HDL-C,LDL-C測定

著者: 栢森裕三1 康東天12

所属機関: 1九州大学病院検査部 2九州大学大学院医学研究院臨床検査医学

ページ範囲:P.1209 - P.1212

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 2008年(平成20年)4月から開始される「標準的な健診・保健指導プログラム」の血液検査8項目のうち,脂質項目として中性脂肪,HDL-C,LDL-Cの測定が義務付けられた.このプログラムでは,医療保険者は複数の健診機関で実施された健診結果のデータを一元的に管理し,被保険者の健康指導をすることが求められている.一元的にデータ管理を行うためには,健診実施施設の臨床検査データの施設間差を許容される範囲に抑える必要がある.そのためにはこれらの項目の検査前手順を遵守することが求められる.

参考文献

1) 厚生労働省健康局:標準的な健診・保健指導プログラム(確定版),2007
2) 日本医師会:平成18年度臨床検査精度管理調査結果報告書,2007
3) 日本臨床衛生検査技師会:平成18年度日臨技臨床検査精度管理調査報告書,2006
4) 栢森裕三,片山善章:サンプリングと精度保証.臨床病理 46:1190-1196,1998
5) 土屋康雄,三雲茂雄,多々納俊雄:コレステロール水溶性標準液の日立7150形自動分析装置における採取量の検討―有機溶剤と界面活性剤の種類と濃度の違いによる差.日本臨床検査自動化学会誌 17:627-631,1992
6) 日本臨床検査標準協議会:標準採血法ガイドライン(第1版),2004
7) 栢森裕三,濱﨑直孝:酵素活性測定および酵素的分析の基礎知識 第3回 日常検査に利用する標準物質の現状と有効な活用法.Medical Technology 31:631-637,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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