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特集 遺伝子検査―診断とリスクファクター 3.遺伝子診断の実際
12) 感染症 (14)原虫
著者: 安岡彰1
所属機関: 1長崎大学医学部・歯学部附属病院感染制御教育センター
ページ範囲:P.1537 - P.1539
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原虫症は臨床で遭遇する機会が少なく,適切な診断がなされなかったり診断が遅れやすい感染症である.また病原体の検出が顕微鏡的検出に依存しているため,検出感度が十分ではなく,また検査の習熟度によって検出率が変わってきてしまう.遺伝子検出法はこれらの欠点を補う貴重な検査法である.しかしながら,わが国には標準化された原虫の遺伝子検査キットが市販されておらず,すべて研究ベースのものであるため,検査の感度や特異度などの標準的データがない.
原虫症は臨床で遭遇する機会が少なく,適切な診断がなされなかったり診断が遅れやすい感染症である.また病原体の検出が顕微鏡的検出に依存しているため,検出感度が十分ではなく,また検査の習熟度によって検出率が変わってきてしまう.遺伝子検出法はこれらの欠点を補う貴重な検査法である.しかしながら,わが国には標準化された原虫の遺伝子検査キットが市販されておらず,すべて研究ベースのものであるため,検査の感度や特異度などの標準的データがない.
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