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特集 遺伝子検査―診断とリスクファクター 5.遺伝子診断を取り巻く最近の動向
5) 遺伝子検査ネットワーク
著者: 沼部博直12 松原洋一3 小﨑健次郎4 小杉眞司12
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科医療倫理学 2京都大学医学部附属病院遺伝子診療部 3東北大学大学院医学系研究科遺伝病学 4慶應義塾大学医学部小児科
ページ範囲:P.1621 - P.1623
文献購入ページに移動近年の遺伝医学研究の進歩に伴い,様々な疾患ならびに健康状態への遺伝子の関与が明らかにされ,遺伝子診断が可能な疾患も増加してきている.しかし,その一方で,遺伝子診断を行うに際して,以下のような技術的・経済的な問題点が生じてきている.
(1) 個々の遺伝子疾患は頻度が少なく,また,遺伝子変異のパターンも多様性に富むため,診断・検査の1件当たりの解析費用が高価となり,コマーシャル・ベースに乗りにくい.
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