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文献詳細

雑誌文献

臨床検査51巻2号

2007年02月発行

文献概要

今月の主題 尿路感染症の診断 総論

尿路感染症における迅速診断と精密同定診断

著者: 川上小夜子1 斧康雄2 宮澤幸久3

所属機関: 1帝京大学医学部附属病院中央検査部 2帝京大学医学部微生物学講座 3帝京大学医学部附属病院中央検査部/臨床病理学

ページ範囲:P.143 - P.149

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 尿路感染症の迅速診断法には,尿中の白血球数(膿尿)を検査する方法,尿中の細菌数を検査する方法,および目的とする病原体の抗原を検出する方法などがある.精密同定診断としての遺伝子検査法は2時間以上を要するが,目的とする病原体を高感度に検出することが可能で,近年複数の方法が開発されつつある.〔臨床検査 51:143-149,2007〕

参考文献

1) Stamm WE:Measurement of pyuria and its relation to bacteriuria. Am J Med 75:53-58, 1983
2) Murray PR:Urinary tract specimens. Manual of Clinical Microbiology 8th edition, American Society for Microbiology, Washington DC, pp320-322, 2003
3) 近藤雅彦,鈴木明仁,不藤京子,他:核酸増幅法を用いたクラミジア・トラコマチスおよび淋菌検出におけるSDA法とPCR法との比較検討.医学と薬学 54:695-701,2005
の同時検出―産婦人科および泌尿器科における臨床評価.日本性感染症学会誌 15:116-126,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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