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私のくふう
偏性嫌気性菌の検出率を上げる方法:粘液サンプル編
著者: 太田英孝1 林俊治2
所属機関: 1自治医科大学内科学講座 消化器内科学部門 2自治医科大学感染・免疫学講座 細菌学部門
ページ範囲:P.220 - P.221
文献購入ページに移動臨床サンプルから偏性嫌気性菌を検出するためには,空気中の酸素との接触を避けながらサンプルを採取する必要がある.しかし,粘液をサンプルとして採取する場合,陰圧で吸引する必要があり,空気との接触を避けることが難しい.さらに,粘液中に空気を含んだ泡ができることが多く,これが偏性嫌気性菌の検出率を下げてしまう.そこで,流動パラフィンを用いて,粘液サンプルと空気の接触を断ってみたところ,良好な成績が得られたので報告する.
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