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文献詳細

雑誌文献

臨床検査51巻2号

2007年02月発行

文献概要

今月の表紙 腫瘍の細胞診・2

乳腺悪性腫瘍

著者: 水谷奈津子1 海野みちる2 坂本穆彦2

所属機関: 1杏林大学医学部付属病院 病院病理部 2杏林大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.126 - P.128

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 乳腺病変における細胞診検査にはいくつかの方法がある.最も多く行われるのは穿刺吸引細胞診(fine needle aspiration cytology;FNAC)で,触知や超音波検査で確認された腫瘤に対して施行される.そのほか,乳頭の異常分泌を認める場合には,乳汁の直接塗抹や蓄乳したものを液状検体として検査する方法がある.また,パジェット病などの乳頭に病変が見られるときには,乳頭部を擦過した材料が用いられる.

 術前診断では,臨床経過・触診・画像と同様に細胞診は重要視されている.

参考文献

1) 日本乳癌学会編:臨床・病理 乳癌取扱い規約第15版,金原出版,2004
2) Fattaneh AT, Peter D:Pathlogy and Genetics:Tumours of the Breast and Female Genital Organs, WHO, Lyon, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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