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今月の主題 血管超音波検査 総論
血管を対象にした超音波検査の基礎的知識
著者: 原田烈光1
所属機関: 1アロカ(株)研究所
ページ範囲:P.237 - P.242
文献購入ページに移動 超音波による血管検査には,Bモード法による血管の形態検査とドプラ法による血流動態の機能検査に大別される.さらにドプラ法は,ドプラ信号のスペクトル分布を速度波形として表示するパルスドプラ法と,血流の二次元分布を実時間で画像化するカラードプラ法がある.その後,血流検出感度を改良したパワーモードが実用化され,最近では,空間分解能が改良された血流表示モードも実用化されている.ここでは血管を対象にした超音波検査における装置の基本性能と画像特性,制約,さらに計測上の留意点を概説する.〔臨床検査 51:237-242,2007〕
参考文献
1) 超音波便覧編集委員会(編):超音波便覧,丸善,pp435-441,1999
2) 町山晃:古くて新しいコンポウンド法.超音波検査技術 29(1):42-47,2004
3) 佐藤直人:SRI-Speckle Reduction Imagingについて.超音波検査技術 29(6):42-48,2004
4) 伊東紘一,平田經雄(編):血管・血流超音波医学,医歯薬出版,pp8-9,2002
5) 超音波便覧編集委員会(編):超音波便覧,丸善,pp442-453,1999
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