文献詳細
今月の主題 血管超音波検査
静脈疾患
文献概要
骨盤下肢静脈の解剖,静脈超音波の方法と手順について概説した.静脈は変異が多く,プローブの圧迫により容易に扁平化し,血流が遅いなどの特徴がある.そのため静脈の検査では,プローブによる圧迫法,呼吸やミルキングによる血流の誘発などの技術を習得し,横断走査と縦断走査で丹念に観察することが肝要である.〔臨床検査 51:285-292,2007〕
参考文献
1) 日本超音波検査学会(監):血管超音波テキスト,医歯薬出版,2005
2) 山下廣,岸清,楠豊和,他訳:下肢 血管,グラント解剖学図譜,第4版,医学書院,2004
3) 小川智弘:末梢静脈―表在:臨床医のための超音波診断アトラス.総合臨床 54:948-954,2005
4) 松尾汎:末梢静脈―深部静脈(下肢)の血管エコー検査:臨床医のための超音波診断アトラス.総合臨床 54:955-966,2005
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