臨床検査51巻3号

2007年03月発行

資料

臨床検査室におけるISO 9001認証取得―佐賀大学医学部附属病院検査部でのQMS構築と導入効果

著者： 川崎誠司¹ 南雲文夫¹ 青木洋介¹ 出原賢治¹ 木村信一² 渡邊達久³

所属機関： ¹佐賀大学医学部附属病院検査部 ²(株)エイアンドティーコンプライアンス統括グループ品質保証チーム ³(株)エイアンドティーCFS推進Gr.

ページ範囲：P.339 - P.343

文献概要

　佐賀大学医学部附属病院検査部では，運営改善のための方策としてISO 9001に基づく品質マネジメントシステムを構築し，(株)BSIジャパンにより認証登録された．構築に当たって，文書管理手法として電子媒体による管理法を採用し，効率化を図ることができた．運用面では，検査結果の品質の維持・向上に限定されない総合的品質マネジメント活動が展開されるようになり，本規格は検査室の運営改善のための有力な手段となりうることが確認された．

参考文献

1) 只野寿太郎：病院におけるTQCの必要性，佐賀県医療施設等臨床検査精度管理事業特別講演集，pp35-58，2002

2) 松本幸雄，渡邊孝行，編著：会社が“ISO”を見方にする方法．ISOマネジメント　7：No.3，2005

3) りそな総合研究所(株)編著：品質マネジメントシステムの効能と用法．ISOマネジメント　6：No.11，2005