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文献詳細

雑誌文献

臨床検査52巻4号

2008年04月発行

文献概要

今月の主題 歯科からみえる全身疾患 各論

口腔乾燥検査

著者: 王宝禮12

所属機関: 1松本歯科大学歯科薬理学講座 2松本歯科大学大学院口腔内科学

ページ範囲:P.393 - P.396

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 近年,歯科に口腔乾燥を訴える患者が増加している.その背景には,ストレスや薬物の長期投与などが考えられている.口腔乾燥症を診断するにあたり,問診,触診,口腔内審査にはじまり,検査が必要である.口腔乾燥症の検査には唾液によるガムテスト,サクソンテストがあり,自己免疫疾患を疑う場合には血清検査(自己抗体検査)および小唾液のときには病理組織検査が必要となる.

参考文献

1) 柿木保明,岸本悦央:口腔乾燥感と口腔乾燥度に関する調査研究.厚生科学研究費(補助金長寿科学総合研究事業)「高齢者の口腔乾燥症と唾液物性に関する研究」平成14年度報告書.pp 22-36, 2003
2) 王宝禮,王龍三:今日からあなたも口腔漢方医―チェアサイドの漢方診療ハンドブック,医歯薬出版,2006
3) 斎藤一郎(監修):ドライマウスの臨床,医歯薬出版,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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