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文献詳細

雑誌文献

臨床検査52巻4号

2008年04月発行

文献概要

Coffee Break

幼少より得意としたスキーと水泳(潜り)

著者: 佐々木禎一1

所属機関: 1元札幌医科大学付属病院検査部

ページ範囲:P.430 - P.430

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 私が学生時代にスキー選手として活躍したのを知っている人は案外多いと思われるが,もう一つの得意なものとして水泳を挙げることができる.ただし後者は素潜りで獲物をとるという特技で,幼少時代より父親に教わったものである.以下スキー歴を簡単に,潜りに就いて具体的に披露してみようと思う.

 ○スキー歴:私が生まれ育った小樽は山坂が多く,スキーに適していた.小学校入学前から家の前の丘陵地で毎日スキーをし,小学1年の時先生の命令で小樽天狗山の旧コース(幅50m,最大斜度32°,全長300mの公認アルペンコース)を直滑降で滑ったことがあった.中学校時代は戦時中でもあり,体操・教練の時間は脚にゲートルを巻いての雪中行軍のみであった.戦後昭和22年北大スキー部にアルペン選手として入ったが,戦績は全国トップには届かなかった.それでも「全国学生選手権」で入賞,「全日本選手権」や「国体」にも出場し,「全日本選抜回転競技大会」では4位入賞を果たした.また当時北大スキー部にはジャンパーが少なく,先輩の命令で他人のスキーを借り,インカレⅠ部にも出場し,伝統ある「宮様大会」で,一度も練習することもなく飛び,青年組飛距離で入賞し,先輩や仲間および他選手を驚かせた.卒業後は永く楽しむスキーをして来たが,老境に入ってからは「年をとると骨折し易く,折れると治りにくい」と言ってスキーから足を洗った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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