文献詳細
文献概要
編集者への手紙
Epstein-Barrウイルス検出のための簡易な
著者: 引野利明1
所属機関: 1群馬大学医学部第二病理学教室
ページ範囲:P.945 - P.946
文献購入ページに移動1.目的
Epstein-Barr(EB)ウイルス感染はバーキットリンパ腫をはじめとして,上咽頭癌,日和見リンパ腫,胃癌など多くの疾患に関与していることが明らかとなってきており1),EBウイルス感染の有無を調べる検査法は今後さらに重要性が増すと思われる.今回,病理組織材料を対象としたEBウイルス検索に繁用されているin situ hybridization(EBER-ISH)法を従来法以上に簡略化した方法でもEBウイルスが明瞭に検出できたため,その方法を紹介する.
Epstein-Barr(EB)ウイルス感染はバーキットリンパ腫をはじめとして,上咽頭癌,日和見リンパ腫,胃癌など多くの疾患に関与していることが明らかとなってきており1),EBウイルス感染の有無を調べる検査法は今後さらに重要性が増すと思われる.今回,病理組織材料を対象としたEBウイルス検索に繁用されている
参考文献
1) 高田賢蔵:EBウイルスとリンパ腫.医学のあゆみ 224:660-664,2008
hybridizationの基本的技法 2) PNAプローブ.病理と臨床―臨時増刊号 18:236-241,2000
Hybridization(ISH) vs. Manual ISH and Immunohistochemistry(ISH) for Detection of EBV in Pediatric Lymphoproliferative Disorders. Pediatr Dev Pathol 28:1, 2008
掲載誌情報