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文献詳細

雑誌文献

臨床検査53巻1号

2009年01月発行

文献概要

私のくふう

グリメリウス染色の変法

著者: 樋浦賢太郎1 遠藤浩之1 石原法子1 金子千之2

所属機関: 1済生会新潟第二病院 病理科 2藤田保健衛生大学医療科学部

ページ範囲:P.130 - P.131

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1.はじめに

 グリメリウス染色は,1968年にGrimeliusによって膵臓ランゲルハンス氏島α細胞を染める染色法1)として発表された.現在では神経内分泌顆粒の染色法2,3)としても広く用いられている.しかし,本染色法は種々の染色条件に影響を受けやすく,特殊染色の中でも技術的に難しい染色法と思われる.そこで,われわれはグリメリウス染色の変法を試み,良好な結果が得られたので報告する.

参考文献

cells in human islet. Acta Soc Med Upsal 73:246, 1968
2) 三浦妙太,畠山重春,稲庭義巳,他:グリメリウス染色 実践病理組織細胞染色法カラー図鑑,pp67-70,HBJ出版,1993
3) 鬼頭花枝:染色法のすべて,Medical Technology(別冊),pp134-136,医歯薬出版,1988
4) 田中路子,奥野万里子,渡辺信:マイクロウェーブ照射による染色法の改良.神戸大学医学部保健学科紀要 10:77-83,1994
5) 佐々木政臣,若狭研一,八幡朋子,他:TritonX-100を加えたグリメリウス染色法 大阪市大法.臨床検査 41:471-473,1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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