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文献概要
今月の主題 臨床検査コンサルテーション/診療支援 総説
ルーチン検査の中での診療支援
著者: 矢冨裕1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.261 - P.266
文献購入ページに移動 臨床医から依頼された臨床検査の結果を,精確に,そして,早く届けることは,臨床検査に携わるものに課せられる基本である.しかし,臨床検査がますます高度になっている現在,検査のプロフェッショナルには,それ以上のことが望まれている.単なるデータだけでなく,それに加えて,臨床的有用性の高い付加価値をつけた検査結果の提供が求められている.また,臨床検査の最新かつ的確な情報の提供も,日常診療業務に多忙を極める臨床医が,検査側に求めていることと思われる.このような検査室側の貢献は,チーム医療の意識の高まりとともに,さらに要求されていくことと予想される.
参考文献
1) 下澤達雄,盛田和治,矢冨裕:2.検査相談の実際 東京大学.臨床検査 53:329-332,2009
2) 宿谷賢一,菅野信子,橫田浩充,他:尿沈渣検査における付加価値情報提供の定型化.臨床病理(補冊) 56:194,2008
3) 宿谷賢一,田中雅美,下澤達雄:繰り返す急性腎不全の1例.臨床検査Yearbook 2008一般検査編(臨床病理レビュー特集140号),臨床病理刊行会,pp135-137,2007
4) 盛田和治,金子誠,矢冨裕:これからの採血室の構築.検査と技術 35:1450-1454
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