文献詳細
文献概要
今月の主題 臨床検査コンサルテーション/診療支援 各論 1.分野別のコンサルテーション/診療支援
病理
著者: 田村浩一1
所属機関: 1東京逓信病院病理科
ページ範囲:P.309 - P.314
文献購入ページに移動 病理が取り扱う業務には,細胞診,組織診(生検および手術材料),術中迅速診断,病理解剖がある.病理からの情報は,良悪性の判定のみならず,治療方針決定のための病型や組織型分類と病期分類,予後や治療効果の予測,治療の効果度判定など,患者の診療に直結するものであり,加えて病院の医療の質を検証し,向上させることにもつながっている.病理側が十分な診療支援を提供するためには,各臨床科と病理間の適切なコミュニケーションが最も大切である.
参考文献
1) 田村浩一:病理診断科標榜への期待―2,臨床の現場における病理学の役割―一般病院病理医の立場から.医学のあゆみ 226:175-182,2008
2) 田村浩一,土屋眞一,杉崎祐一:セカンドオピニオン外来における病理診断コンサルテーションの現状.病理と臨床 22:1166-1171,2004
3) 田村浩一:病理のセカンドオピニオン―その意義と問題点.医学のあゆみ 218,707-712,2006
4) 田村浩一:セカンドオピニオン外来における病理診断コンサルテーション.セカンドオピニオン実践ガイド 実地診療にも役立つ病期・病態別治療指針 Ⅰ.総論 セカンドオピニオンの基礎と考え方.Medical Practice 24(臨時増刊):79-84,2007
5) 井内康輝,堤寛,田村浩一,他:新医師臨床研修制度におけるCPCレポート作成と症例提示の意義.医学のあゆみ 204:885-890,2003
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