臨床検査53巻3号

2009年03月発行

今月の主題 臨床検査コンサルテーション/診療支援 各論 2．検査相談の実際

慈恵医大第三病院

著者： 平井徳幸¹ 白石正孝¹ 大西明弘¹

所属機関： ¹東京慈恵会医科大学附属第三病院中央検査部

ページ範囲：P.326 - P.328

1．はじめに

　臨床検査コンサルテーション，臨床支援および外来患者対象の検査相談については，その必要性，業務内容・成果についてすでに多くの報告がある^1～6)．

　当院中央検査部では，2001年4月より患者サービスおよび診療支援の一環として，検査部専任医師および臨床検査技師により外来患者を主に検査相談窓口を開設した．開設当初から7年が経過し，検査・システムの内容および患者を含めた臨床側の環境も劇的に変化してきている．本稿では当院中央検査部における外来患者を対象とした検査相談の実際を中心に事例を含め述べる．

参考文献

1) 菊池春人：慶応義塾大学病院中央臨床検査部臨床検査相談室の経験．臨床病理　53：217-222，2005

2) 浅野博：天理よろず相談所病院臨床病理部検査相談室の経験．臨床病理　53：401-406，2005

3) 山口桂司，田中陽子，高森映子，他：富山医科薬科大学病院検査部　検査よろづ相談室開設1年の経過とその役割．臨床病理　53：609-616，2005

4) 稲葉亨，岡本茂高，湯浅宗一，他：京都府立医科大学附属病院における検査相談室の歩み．臨床病理　54：1013-1017

5) 庄司優，保嶋実：弘前大学医学部附属病院検査部におけるコンサルティグ業務の実際．臨床病理　55：41-44，2007

6) 岸孝彦，谷浩也，後藤峰弘：検査相談業務～現状と課題．カメラデン　47：19，2008