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文献詳細

雑誌文献

臨床検査53巻3号

2009年03月発行

文献概要

今月の主題 臨床検査コンサルテーション/診療支援 各論 2.検査相談の実際

天理よろづ相談所病院

著者: 畑中徳子1 松尾収二1

所属機関: 1天理よろづ相談所病院臨床病理部

ページ範囲:P.342 - P.344

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1.検査情報室と患者相談室

 当院では2002年に“検査情報室”を開設し,院内スタッフを対象とした検査に関するすべての相談窓口とした.これは電話対応の窓口を一つにし情報の一元化を図ることで,より質の高いコンサルテーションを提供できると考えたこと,また顔の見える検査室を目指してのことであった1).開設当初は,医師1名,技師3名で業務に当たっていたが,現在では技師2名(十数人からの当番制)で行っている.検査マニュアル,勉強会の資料,自施設での検討データ,相談内容とその回答などをデータベース化したことで,多くの内容に即答できている.

 一方,患者を対象とする“患者相談室”であるが,本格的な開設に向けて準備中である.現在は,患者向けの検査パンフレット20種類(至急報告書の内容について1種,基準範囲1種,生体検査6種,病気と血液検査の関係12種)を採血および生体検査の待合の2か所に設置し,自由に取ってもらっている.検査データを片手に相談にみえる患者さんには,パンフレットを使って検査の意味を説明している.

参考文献

1) 松尾収二:診療支援としてのコンサルテーションサービス.検査と技術 26:910-913,1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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