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文献詳細

雑誌文献

臨床検査53巻3号

2009年03月発行

文献概要

今月の主題 臨床検査コンサルテーション/診療支援 各論

4.病理診断科外来の実際

著者: 谷山清己12 尾下聡子12 斎藤彰久12 倉岡和矢12

所属機関: 1国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター病理診断科 2国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター臨床研究部

ページ範囲:P.357 - P.359

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1.はじめに

 標榜化された病理診断科では,患者本人またはその保護者から直接の説明を求められれば,わかりやすく説明しなければならない1,2).多くの病理医がこのことに不慣れであるが,最近では,各地から病理外来を実践しているという情報も聞かれるようになってきた.筆者は,10年以上前から病理外来を実践しており3~5),本稿では現状や工夫について報告し,その期待される効果を説明する.

参考文献

1) 谷山清己:病理外来の実践.モダンメディア 53:241-244,2006
2) 谷山清己:外科病理診断学における法的・倫理的問題.病理と臨床 26(臨時増刊):124-131,2008
3) 谷山清己:患者・家族と病理医のあらたな接点を求めて―病理医による病理診断結果の説明.医学のあゆみ 182:911-914,1997
4) 谷山清己:病理医による剖検結果の遺族への説明.医学のあゆみ 185:136,1998
5) 谷山清己,佐々木なおみ:インフォームド・コンセントへの病理医の参加.病理と臨床 16:639-643,1998
6) 谷山清己:病理外来のあり方.病理と臨床 26:746-748,2008
7) 谷山清己:剖検診断報告に対する遺族の要望.医療 60:106-111,2006
8) 谷山清己:病理医のがんチーム医療への参加.腫瘍内科 2:307-313,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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