文献詳細
文献概要
今月の主題 妊娠と臨床検査 総論
妊娠と画像診断
著者: 川鰭市郎1
所属機関: 1国立病院機構長良医療センター周産期診療部
ページ範囲:P.403 - P.408
文献購入ページに移動 周産期診療の進歩は,超音波診断に代表される画像診断の進歩によるところが大きい.超音波は子宮内の胎児の様子を明らかにし,管理上必要な情報をもたらしてくれる.最近では磁気を用いたMRIや,胎児骨系統疾患にはマルチスライスCTも応用されるようになってきた.これらの画像診断技術の適応をよく理解して,最も有効な情報が得られるように検討することが重要となってくる.
参考文献
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