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文献概要
今月の主題 食中毒 各論 食中毒の検査
食中毒の検査法
著者: 小西良子1 鎌田洋一1
所属機関: 1国立医薬品食品衛生研究所衛生微生物部
ページ範囲:P.695 - P.700
文献購入ページに移動 食中毒の検査法として,細菌性食中毒および自然毒(カビ毒)の検査法に焦点をあて,紹介した.細菌性食中毒の検査法では,病原微生物の同定および毒素の分離について概説する.カビ毒の検査法では,法的拘束力を持つ通知法から品質管理で良く用いられる簡易迅速法までをまとめた.また,近年問題となっている検査法のバリデーションに対するわれわれの取り組みも紹介する.
参考文献
1) 山中英明,塩見一雄,藤井建夫:食品衛生学 第2版,恒星社厚生閣,2007
2) 田村和満,坂崎利一,編:図解臨床細菌検査,文光堂,1987
3) 厚生労働省,監:食品衛生検査指針 微生物編,社団法人日本食品衛生協会,2004
4) Trucksess MW ed:Official Methods of Analysis of AOAC International, 18th edition(W. Horwitz ed.), Chapter 49, 2005
5) 厚生労働省,監:食品衛生検査指針・理化学編,社団法人日本食品衛生協会,pp547-621, 2005
6) 日本薬学会,編:衛生試験法・注解,金原出版,pp263-278, 2005
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