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文献詳細

雑誌文献

臨床検査54巻2号

2010年02月発行

文献概要

今月の表紙 代表的疾患のマクロ・ミクロ像 悪性腫瘍・2

胃癌のマクロ・ミクロ像

著者: 海野みちる1 小松京子2 坂本穆彦1

所属機関: 1杏林大学医学部病理学講座 2杏林大学医学部付属病院病理部

ページ範囲:P.126 - P.129

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 わが国の胃癌罹患数は2003年の統計によると,男性第1位,女性第2位で,男女計では第1位である.2007年の死亡数においても肺癌に次ぐ第2位を占める悪性腫瘍である.40歳以上の男性の死亡原因は消化器系の癌が多く,70歳以降は肺癌や前立腺癌が増加する.女性では乳癌・子宮癌・卵巣癌で,高齢になるにつれて消化器系や肺癌などが増加する.5年生存率は,約60%である.

 胃癌の原因には,塩分の過剰摂取や喫煙,Helicobacter pyloriの持続感染などが原因とされている.

参考文献

1) 日本胃癌学会:胃癌取扱い規約 第13版.金原出版,1999
2) 小山恒男:ESD時代の病理診断―臨床医からの要望―,病理と臨床 25:634-639,2007
3) 深山正久,大倉康男編:腫瘍病理鑑別診断アトラス 胃癌.文光堂,2009
4) 古田則行:体腔液の細胞診,細胞診で学ぶ人のために 第4版(坂本穆彦編),医学書院,pp268-293,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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