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文献詳細

雑誌文献

臨床検査54巻5号

2010年05月発行

文献概要

Coffee Break

あの頃の血糖検査法(Hagedorn-Jensen法)から便利なo-toluidine法への脱却

著者: 佐々木禎一1

所属機関: 1元札幌医科大学附属病院検査部

ページ範囲:P.488 - P.488

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 昭和38年(1963年),私は10余年過ごした札幌医科大学微生物学教室から,附属病院中央検査部に移った.この当時の検査部は改築前で狭く,使用中の机,各種ピペット,試験管などのガラス器具はとても清潔とはいえなかった.また,古株の権力をもった年輩の技師が中心で,組織的にも技術的にも前時代的の感は免れなかった.こんななか,私に課せられた目標は組織の充実と近代化であり,また私の担当する生化学検査関係では課題も多かった.

 今回は当時血糖検査法として用いられていたHagedorn-Jensen(H-J)法の実情と,これより簡易で特異性の高いo-toluidine-ホウ酸(o-TB)法への脱却の経過を紹介しようと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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