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文献詳細

雑誌文献

臨床検査54巻8号

2010年08月発行

文献概要

今月の主題 未病を考える 話題

ミネラル元素(35種)の評価法と臨床的意義について

著者: 金澤武道12 金澤聡1

所属機関: 1国際未病科学センター 2医療法人芙蓉会村上病院

ページ範囲:P.923 - P.926

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1 . ミネラル元素の背景

 地球誕生の頃はアインシュタインのE(エネルギー)=M(質量)×C2(光速)から説明されているように光速とエネルギーの集団から電子が生まれ,クオークが発生し,莫大な高エネルギーのもと水素,ヘリウム元素が生まれ,いまや118種類に及ぶ多くの元素の発生に至っているという.

 生物の構成分はもとは元素の集団からなっており,これらが調和のとれた物体となり,健常な生体ができたであろうことが推測される.したがって,これら元素の不調和は健康を損なうことになり,病態へと進展するであろうと考えられ,その不調和を知るために血清ならびに尿中のミネラル元素を測定することは意義あることと考えられる.

参考文献

1) 糸川嘉則(編):ミネラルの事典.朝倉書店,pp1-694,2004
2) 桜井弘(編):生命元素事典.オーム社,pp1-440,2007
3) 日本化学会(編):微量元素の生体作用(季刊化学総説).学会出版センター,pp1-232,1998
4) 和田政,荒川泰行(監):微量元素の臨床一実地医家の理解と実践のために.日医会誌 129:589-656,2003
5) 金澤武道,金澤聡,加賀谷美保子,他;ミネラル35種の血清濃度評価法についての検討.日未病システム会誌 4:220-223,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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