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文献詳細

雑誌文献

臨床検査54巻8号

2010年08月発行

文献概要

学会だより 第99回日本病理学会総会

病理学会100年の変遷

著者: 方山揚誠12

所属機関: 1八戸市立市民病院診療局 2八戸市立市民病院臨床検査科

ページ範囲:P.954 - P.954

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 第99回日本病理学会総会は,2010年4月27日から3日間東京で開催された.今年は日本病理学会創設100年の記念すべき年で,特別企画「病理の100年を振り返って」を菅野晴夫先生(財団法人癌研究会顧問)がお話された.菅野先生は前半の50年は日本病理学会誌を読み返し,後半の50年はご自身の見聞からお話になった.

 第1回日本病理学会総会は山極勝三郎初代会長のもと,1910年(明治43年)に東京で開催され,演題数27,出席者204名であった.今回の99回が一般演題数1,029,出席者3,000人以上であり,病理学会の発展が数字のうえでも示されている.その後順調に発展してきたが,太平洋戦争となり,1944,45年には病理学会は開催されなかった.100年を迎えたのに99回なのはこのためであることを今回の講演で初めて知った.また,終戦後800人の会員のうち消息不明者が170名に達した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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