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特集 ここまでわかった自己免疫疾患
各論 6.免疫抑制療法の利点と欠点
文献概要
自己免疫疾患においては,自己成分に対する過剰な免疫反応を抑制することを目的として,ステロイドホルモンや免疫抑制薬が投与される.自己免疫疾患に用いられる免疫抑制薬には,アルキル化薬,核酸代謝拮抗薬,カルシニューリン阻害薬がある.それぞれの薬剤は,作用機序や副作用の発現などが異なるため,薬剤の特徴,利点と欠点などを熟知して使用することが求められる.また,わが国では免疫抑制薬の自己免疫疾患への適応が限られていることにも注意が必要である.
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