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今月の主題 子宮頸癌の予防と検査 巻頭言
子宮頸癌の予防と検査をめぐって
著者: 坂本穆彦1
所属機関: 1大森赤十字病院
ページ範囲:P.1381 - P.1382
文献購入ページに移動ところで,わが国の死因統計によれば,男女とも死因の第1位は悪性新生物,すなわち癌である.癌が死因のトップの座を占めるようになって久しいが,その背景の1つに日本人の平均寿命の延長が挙げられるのが常である.しかしながら,かつては癌よりも上位であった脳卒中や心筋梗塞も,若年者よりも高齢者の頻度が高い疾患である.これらは,その発症や重症化は生活様式への配慮である程度は軽減できるという性質をもつものであり,国民の間で徐々にメタボリック・シンドロームが周知されるようになったことも相俟って,死因に占める割合が減少したものと思われる.
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