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文献詳細

雑誌文献

臨床検査55巻13号

2011年12月発行

文献概要

今月の主題 骨疾患 各論

骨腫瘍の病態と検査

著者: 富田雅人1 進藤裕幸1 尾﨑誠1

所属機関: 1長崎大学整形外科

ページ範囲:P.1528 - P.1532

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骨腫瘍は稀な疾患であるが,その種類が多く診断に苦慮することも多い.骨腫瘍の診断は最終的には病理学的になされる.骨腫瘍の臨床では,画像診断(単純X線撮影,CT,MRI,各種シンチグラフィなど)をはじめ血液検査や病理学的検査,遺伝子検査など様々な検査を組み合わせて診断を行い,治療方針を決定し,治療効果判定も行われている.本稿では,骨腫瘍の診断にかかわる様々な検査法を紹介し,各検査法の長所・短所などを概説する.

参考文献

1) 川井章:骨関節病変のエッセンスI―腫瘍性病変―骨腫瘍の診断.病理と臨 27:106-113,2009
2) 日本整形外科学会骨・軟部腫瘍委員会,国立がんセンター:全国骨腫瘍登録一覧表,2009
3) 立石宇貴秀,井上登美夫:骨腫瘍の画像診断:単純X線撮影,MDCT,MRI,PETの現状.病理と臨 27:114-119,2009
4) 上谷雅孝.第9章 腫瘍および腫瘍類似病変.骨軟部疾患の画像診断第2版,秀潤社,p332,2010
5) 森岡秀夫:概論 骨・軟部腫瘍診断のポイント.整形外科専門医になるための診療スタンダード4 骨・軟部腫瘍および骨系統疾患・代謝性疾患,羊土社,pp12-42,2009
6) 荒木信人:第1部骨転移治療の概要.第2章基本的診察項目,診断基準.骨転移治療ハンドブック,金原出版,pp14-27,2004
7) 富田雅人,宮田倫明,野崎義宏,他:骨・軟部腫瘍診断における細胞診の診断能について.日整会誌 85:S1012,2011
8) 第8章 分子生物学的診断.軟部腫瘍診断ガイドライン(日本整形外科学会診療ガイドライン委員会,軟部腫瘍診断ガイドライン策定委員会編),南江堂,pp43-44,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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