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文献詳細

雑誌文献

臨床検査56巻12号

2012年11月発行

文献概要

今月の主題 MDS(骨髄異形成症候群) 各論

MDSと鑑別を要する疾患の検査所見

著者: 海渡健1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学附属病院中央検査部

ページ範囲:P.1366 - P.1371

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MDSは汎血球減少と形態異常を呈する腫瘍性造血器疾患であり,再生不良性貧血,巨赤芽球性貧血,発作性夜間血色素尿症などが代表的鑑別診断として挙げられる.症例をくまなく検討し,形態異常や遺伝子異常の有無から再生不良性貧血を,ビタミンB12あるいは葉酸値から巨赤芽性貧血を,CD55,CD59陰性細胞や溶血所見の有無から発作性夜間血色素尿症を,それぞれ鑑別する.診断後の治療方針や予後に大きな違いがある疾患群であるため,慎重かつ確実な診断が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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