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文献詳細

雑誌文献

臨床検査56巻12号

2012年11月発行

文献概要

あいまにカプチーノ

カラオケの消費カロリー

著者: 前川真人1

所属機関: 1浜松医科大学臨床検査医学

ページ範囲:P.1336 - P.1336

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 世の中にはカラオケが好きな人と嫌いな人がいる.好きな人の中には,歌うのが好きな人,聞くのが好きな人,騒ぐのが好きな人がいると思う.さて,一曲歌い終わったら消費カロリーがでる機種があるのをご存じであろう.機種なのか,店によるのか,詳細は知らないが.

 ネット検索すると,第一興商,通信カラオケDAMシリーズの調査に「カロリーカラオケ」消費カロリー標準値ランキングというのがあった(http://gigazine.jp/img/2011/03/29/karaoke_diet/snap237.png).このランキングの消費カロリーデータはあくまで標準値で,歌唱条件,個人差などにより変化するため,記載の数値を保証するものではない.また,標準値については,スポーツクラブの協力を得て,カラオケを歌う“声の大きさ”と“発声している時間”と実験によるサンプルデータを掛け合わせて,歌っている人のカロリー消費を計算して表示しているとのことである.したがって,曲の長さ,曲調,歌い方などに大きく左右され,同じ人でも,そのときの状況によって異なった数値が出ることになる.そりゃそうだ,一生懸命に声を張り上げて歌ったときと,だらだら歌ったときとで消費カロリーが同じでは,一生懸命歌った意味がない(まるでカロリー消費のために歌っているかのようである).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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