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学会だより 日本臨床検査自動化学会第43回大会
日本臨床検査自動化学会第43回大会に参加して
著者: 南木融1
所属機関: 1筑波大学附属病院検査部
ページ範囲:P.225 - P.225
文献購入ページに移動 日本臨床検査自動化学会第43回大会は,矢冨裕先生(東京大学大学院医学系研究科臨床病態検査医学)が大会長となられ,「臨床検査の未来~安心・安全・評価に支えられた先進性の追求」をメインテーマとして2011年10月6日(木)~8日(土)の3日間,パシフィコ横浜において開催されました.開催前日までは寒い日が続いていたので多少厚着の服装で来ましたが,学会が開催された3日間はとてもポカポカ温かく快晴に恵まれました.3月11日の大震災から7か月がたちましたが,まだまだ大きな影響を受けている施設も数多くあると聞いております.このようななか300題を超える一般演題のエントリーがあり,参加者も2,000人を超え,展示会への来場者を含めると5,224人にのぼり,盛大に学会が行われました.矢冨大会長をはじめ,学会の運営に携わった方々にはさぞかし大変なご苦労があったのではないかと,改めて感じました.
シンポジウムでは,「今,求められる安全確実な採血」にとても興味があったので聴講しました.神経の解剖学的な観点から,採血時の神経損傷の可能性を低減するための血管の選択・穿刺法・正中神経を簡便に推測する手技や,超音波プローブを用いた血管・神経の可視化による採血など最新の情報や,採血の不備に起因する異常値についての対処法など様々な情報を得ることができました.採血は臨床検査技師の誰もが行う日常業務の1つですが,神経損傷などリスクの大きい行為であり,誰もがより確実により安全に採血を行うには,解剖学的知識や検査学的知識が必要であることを再認識しました.そして会場は満員で,立って聞いている方も多く,皆とても真剣に聞いているという印象を受けました.
シンポジウムでは,「今,求められる安全確実な採血」にとても興味があったので聴講しました.神経の解剖学的な観点から,採血時の神経損傷の可能性を低減するための血管の選択・穿刺法・正中神経を簡便に推測する手技や,超音波プローブを用いた血管・神経の可視化による採血など最新の情報や,採血の不備に起因する異常値についての対処法など様々な情報を得ることができました.採血は臨床検査技師の誰もが行う日常業務の1つですが,神経損傷などリスクの大きい行為であり,誰もがより確実により安全に採血を行うには,解剖学的知識や検査学的知識が必要であることを再認識しました.そして会場は満員で,立って聞いている方も多く,皆とても真剣に聞いているという印象を受けました.
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