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雑誌詳細

文献概要

今月の主題 成長と臨床検査値 総論

子どもの加齢変化と臨床検査値

著者: 戸谷誠之1 西田敏信2

所属機関: 1昭和女子大学生活科学部 2徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部

ページ範囲:P.461 - P.465

成長期にある子どもの加齢変化には目覚ましいものがある.その加齢変化パターンには性差や発育環境の差異のほかに,各生体成分固有の変化もみられる.成長(加齢変化)に伴い臨床検査にも変化動態が出現する.本稿では検体検査,特に臨床化学検査に焦点を絞りその状況について概説した.その状況には複数の変化パターンがみられる.子どもの検査値を解釈するうえでは,これらのパターンを理解したうえで判読することが望ましいことについて述べた.

参考文献

1) 戸谷誠之,片山栄二:小児の成長発達と検査値の変化.Medical Technology 9:6-9,1981
2) 西田敏信:臨床検査値の加齢変化,1版,徳島大学歯学部附属病院,pp1-94,1993
3) 西田敏信:臨床検査値の加齢変化,2版,デジタル出版,pp1-26,2011
4) Scammon A : The measurement of the body in childhood. In The Measurement of man (JA Harris, CM Jackson, DG Patterson, et al eds), University of Minnesota Press, Minneapolis,1930
5) 戸谷誠之,宮坂勝之,白幡聡(編):こどもの検査値ノート,2版,医学書院,2004
6) 西田敏信:基準範囲学習支援システム(CD-ROM版),デジタル出版,2006
7) 西田敏信:基準値計算法,デジタル出版,pp1-22,2008

掲載雑誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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