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編集者への手紙
血清アミノトランスフェラーゼ(AST,ALT)と中性脂肪水解酵素との関連性について
著者: 小林正嗣1
所属機関: 1滋賀県健康づくり財団
ページ範囲:P.560 - P.563
文献購入ページに移動1.はじめに
既述1,2)のように,血清アミノトランスフェラーゼ〔アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(aspartate aminotransferase;AST)およびアラニンアミノトランスフェラーゼ(alanine aminotransferase;ALT)〕の増加は,通常,主にヒトの生存に必須の中性脂肪水解酵素〔肝性トリグリセリドリパーゼ(hepatic triglyceride lipase;HTGL),リポ蛋白リパーゼ(lipoprotein lipase;LPL),アディポーズトリグリセリドリパーゼ(adipose triglyceride lipase;ATGL),およびホルモン感受性リパーゼ(hormone-sensitive lipase;HSL),表1〕などの酵素蛋白の産生に伴うものであることが考えられる.
本稿では,このことを改めて一仮説として提唱する.
既述1,2)のように,血清アミノトランスフェラーゼ〔アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(aspartate aminotransferase;AST)およびアラニンアミノトランスフェラーゼ(alanine aminotransferase;ALT)〕の増加は,通常,主にヒトの生存に必須の中性脂肪水解酵素〔肝性トリグリセリドリパーゼ(hepatic triglyceride lipase;HTGL),リポ蛋白リパーゼ(lipoprotein lipase;LPL),アディポーズトリグリセリドリパーゼ(adipose triglyceride lipase;ATGL),およびホルモン感受性リパーゼ(hormone-sensitive lipase;HSL),表1〕などの酵素蛋白の産生に伴うものであることが考えられる.
本稿では,このことを改めて一仮説として提唱する.
参考文献
1) 小林正嗣,木村隆:ALT優位の血清アミノトランスフェラーゼの肝外組織由来の可能性.臨検 51:112-115,2007
2) 小林正嗣,木村隆:肝炎ウイルス血症における血清アミノトランスフェラーゼ値の上昇の機序について.臨検 51:654-655,2007
3) 小林正嗣:男性群のALTにおいて高値例の頻度が大きいことについて.臨検 38:1099-1100,1994
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