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文献詳細

雑誌文献

臨床検査57巻11号

2013年10月発行

文献概要

特集 はじめよう,検査説明 一般検査

6 尿ブドウ糖1+,尿潜血1+,尿蛋白1+とはどれくらいのブドウ糖,ヘモグロビン,蛋白濃度の尿が排出されているということですか?

著者: 田中真弓1

所属機関: 1慶應義塾大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.1200 - P.1201

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1.尿試験紙標準化の背景

 尿試験紙検査は,患者に苦痛を与えることなく多くの情報が得られる,簡便な検査であることから,診療におけるスクリーニング検査として,また各種健診でも広く使用されている.しかし,市販試験紙の種類により検出感度・結果の表示方法が異なり,一部の医療現場で混乱をきたしていた.こうした問題点を解消するため,日本臨床検査標準協議会(JCCLS)尿試験紙検討委員会は2001年に「『尿試験紙検査法』JCCLS提案指針(GP3-P1)」を発刊し,2004年に「『尿試験紙検査法』JCCLS提案指針(追補版)」として尿蛋白,尿ブドウ糖,尿潜血試験紙部分表示の統一化提案指針を発表した.

参考文献

1)JCCLS尿検査標準化委員会・尿試験紙検討委員会(作業部会):「尿試験紙検査法」JCCLS 提案指針(追補版).日本臨床検査標準協議会会誌 19:53-65,2004
2)高橋勝幸:臨床検査Yearbook 2008 一般検査編─尿検査・腎泌尿器系疾患 1.尿定性検査の現状.臨床病理レビュー 140(特集号):25-33,2007
3)菊池春人:臨床医からの質問に答える 試験紙法はどの製品でも同じですか? 検査と技術 41:143-146,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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