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文献詳細

雑誌文献

臨床検査57巻11号

2013年10月発行

文献概要

特集 はじめよう,検査説明 一般検査

10 尿沈渣で細胞質内封入体が出た場合,どのような意味があるのですか?

著者: 藤田昌宏1 松井英夫2

所属機関: 1名寄市立大学・PCL札幌病理細胞診センター 2札幌病理検査センター

ページ範囲:P.1208 - P.1209

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1.核内封入体と細胞質内封入体

 封入体細胞(IBC)は,核内封入体細胞(NIBC)および細胞質内封入体細胞(ICIBC)として認識されている.

 NIBCは核に封入体を含有する細胞の総称であり,形態的に核内に不規則な形の無構造の封入体,すりガラス様の核,核縁に凝集した状態がみられる.臨床的には多核細胞のDNAウイルス感染細胞や単核のサイトメガロウイルス感染細胞としてみる.

参考文献

1)椎名義雄,沢田好明,武田敏,他:尿中に出現する封入体細胞(細胞質内)の形態学的分析.日本臨床細胞学会雑誌 21:476-487,1982

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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