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文献詳細

雑誌文献

臨床検査57巻11号

2013年10月発行

文献概要

特集 はじめよう,検査説明 一般検査

13 便の観察から,どこまで疾患,病態が予測できますか?

著者: 伊瀬恵子1 村田正太1 澤部祐司1 野村文夫12

所属機関: 1千葉大学医学部附属病院検査部 2千葉大学大学院医学研究院分子病態解析学

ページ範囲:P.1214 - P.1215

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1.便の性状

 便は消化吸収できなかった食物残渣や消化管の細胞,腸内細菌などで構成されていて,消化・吸収・腸の蠕動運動により泥状・水様性の下痢便から硬い兎糞状までさまざまな形状を示す.色調はステルコビリンで黄褐色を呈すが,疾患によって白色や黒色となる.また血液や粘液が混入するため性状を観察することは重要である.

参考文献

1)柳下徳雄(編):便性から見る感染性腸炎 改訂3版.国際医学出版,2008
2)菊池春人,矢内充,油野友二(編):一般検査ポケットマニュアル─必須検査の進めかたと見かた(伊藤機一,高橋勝幸監修),羊土社,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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