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文献詳細

雑誌文献

臨床検査57巻11号

2013年10月発行

文献概要

特集 はじめよう,検査説明 一般検査

18 肺胞洗浄液の構成成分と,その意義について教えてください

著者: 長尾大志1

所属機関: 1滋賀医科大学呼吸器内科

ページ範囲:P.1224 - P.1225

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1.気管支肺胞洗浄(BAL)

 肺の末梢(肺胞領域)に存在する細胞,病原体を集める目的で,大量の生理食塩水を気管支鏡を通じて気管支内に注入し,回収する.具体的には,気管支鏡を中葉,あるいは舌区に挿入し楔入固定,50mLのシリンジで用手的に生理食塩水を注入し,そのままシリンジを引いて液を回収,これを3回繰り返す.回収液は滅菌ガーゼを用いて濾過,3本のシリンジの液を1つに集め4℃に保ち,遠心分離を240×gで10分間行う.その後,細胞数,分画,細胞表面マーカーなどの評価を行う.

参考文献

1)日本呼吸器学会びまん性肺疾患学術部会・厚生労働省難治性疾患克服研究事業びまん性肺疾患調査研究班(編):気管支肺胞洗浄(BAL)法の手引き,克誠堂出版,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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