文献詳細
特集 はじめよう,検査説明
一般検査
文献概要
1.気管支肺胞洗浄(BAL)
肺の末梢(肺胞領域)に存在する細胞,病原体を集める目的で,大量の生理食塩水を気管支鏡を通じて気管支内に注入し,回収する.具体的には,気管支鏡を中葉,あるいは舌区に挿入し楔入固定,50mLのシリンジで用手的に生理食塩水を注入し,そのままシリンジを引いて液を回収,これを3回繰り返す.回収液は滅菌ガーゼを用いて濾過,3本のシリンジの液を1つに集め4℃に保ち,遠心分離を240×gで10分間行う.その後,細胞数,分画,細胞表面マーカーなどの評価を行う.
肺の末梢(肺胞領域)に存在する細胞,病原体を集める目的で,大量の生理食塩水を気管支鏡を通じて気管支内に注入し,回収する.具体的には,気管支鏡を中葉,あるいは舌区に挿入し楔入固定,50mLのシリンジで用手的に生理食塩水を注入し,そのままシリンジを引いて液を回収,これを3回繰り返す.回収液は滅菌ガーゼを用いて濾過,3本のシリンジの液を1つに集め4℃に保ち,遠心分離を240×gで10分間行う.その後,細胞数,分画,細胞表面マーカーなどの評価を行う.
参考文献
1)日本呼吸器学会びまん性肺疾患学術部会・厚生労働省難治性疾患克服研究事業びまん性肺疾患調査研究班(編):気管支肺胞洗浄(BAL)法の手引き,克誠堂出版,2008
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