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文献詳細

雑誌文献

臨床検査57巻11号

2013年10月発行

文献概要

特集 はじめよう,検査説明 血液

2 血算値が大きく異なっているのですが,考えられる原因には何がありますか?

著者: 荒井智子1 清水長子1

所属機関: 1慶應義塾大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.1228 - P.1229

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1.血算検査(CBC)とは

 CBCは血液検査の基本であり,広くスクリーニング検査として用いられている.またその結果は,血液疾患や血液に異常をきたす病態を反映し,治療診断の補助とされている.自動血球計数装置による検査が普及し,目視法(視算法)よりもはるかに多くの血球を計数するため精密性,処理能力に優れている.また,血球計数のみならず赤血球恒数も算出され,これらのデータをもとに臨床医は患者の病態を把握している.

参考文献

1)日本臨床検査医学会.臨床検査のガイドラインJSLM2012検体検査のサンプリング,日本臨床検査医学会ガイドライン作成委員会(編),pp5-7,2013
2)日本臨床検査医学会.臨床検査のガイドラインJSLM2012血算・血液一般検査,日本臨床検査医学会ガイドライン作成委員会(編),pp5-7,2013
3)巽典之,日野雅之,津田泉,他:血液検査実践マニュアル.血液検査の基準値.検査と技術 28:663-668,2000
4)桑島実:血液検査実践マニュアル.血球計数検査 検査の目的と意義.検査と技術 28:676-678,2000
5)大竹順子:血液検査実践マニュアル.血球計数検査 検体の取り扱い,保存法と注意点.検査と技術 7:679-681,2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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