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特集 はじめよう,検査説明 血液
5 血液検査でRDWやMPVなどのデータが同時に出てきますが,評価方法を教えてください
著者: 近藤弘1 山出健二1
所属機関: 1大東文化大学大学院スポーツ・健康科学研究科
ページ範囲:P.1234 - P.1235
文献購入ページに移動RDWは赤血球の粒度分布曲線(ヒストグラム)から計測する赤血球容積分布の指標で,赤血球大小不同症では高値を示す.ヒストグラムは横軸に血球容積,縦軸に血球の相対個数(%)をプロットして平滑化したもので,平均赤血球容積(mean corpuscular volume;MCV)が赤血球ヒストグラム全域から算出されるのに対して,RDWはヒストグラム左脚の血小板凝集塊,大血小板,電気的ノイズ,および右脚の凝集赤血球などを除外して計算する.RDWは変動係数(coefficient of variation;CV)(%)または標準偏差(standard deviation;SD)(fL)で表す.基準範囲(電気抵抗法の例)はCV12.8±1.2%,SD42.5±3.5fLだが,
装置の測定原理,報告により差がみられる.
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