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文献詳細

雑誌文献

臨床検査57巻11号

2013年10月発行

文献概要

特集 はじめよう,検査説明 血液

13 病態には異常所見がみられないのにAPTTが延長しているのはなぜですか?

著者: 由木洋一1 稲葉亨1

所属機関: 1京都府立医科大学附属病院臨床検査部

ページ範囲:P.1250 - P.1251

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1.APTT試薬の現状

 内因系凝固機能の検査である活性化部分トロンボプラスチン時間(activated partial thromboplastin time;APTT)は,抗凝固薬(ヘパリンなど)のモニタリングや,各種凝固異常症〔凝固因子欠乏,ループスアンチコアグラント(lupus anticoagulant;LAC),凝固因子インヒビターなど〕のスクリーニング目的で実施されている.しかし,これらの項目に対する感受性は試薬ごとで異なり,同一検体であっても測定結果が大きく乖離する場合もあるため,自施設で使用しているAPTT試薬の特徴を十分把握したうえで検査結果を解釈する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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