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特集 はじめよう,検査説明 血液
13 病態には異常所見がみられないのにAPTTが延長しているのはなぜですか?
著者: 由木洋一1 稲葉亨1
所属機関: 1京都府立医科大学附属病院臨床検査部
ページ範囲:P.1250 - P.1251
文献購入ページに移動内因系凝固機能の検査である活性化部分トロンボプラスチン時間(activated partial thromboplastin time;APTT)は,抗凝固薬(ヘパリンなど)のモニタリングや,各種凝固異常症〔凝固因子欠乏,ループスアンチコアグラント(lupus anticoagulant;LAC),凝固因子インヒビターなど〕のスクリーニング目的で実施されている.しかし,これらの項目に対する感受性は試薬ごとで異なり,同一検体であっても測定結果が大きく乖離する場合もあるため,自施設で使用しているAPTT試薬の特徴を十分把握したうえで検査結果を解釈する必要がある.
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