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文献詳細

雑誌文献

臨床検査57巻11号

2013年10月発行

文献概要

特集 はじめよう,検査説明 化学

5 直接法で測定したLDL-C値とFriedewaldの式で算出したLDL-C値は,どの程度違うのか教えてください

著者: 山内一由1

所属機関: 1筑波大学大学院人間総合科学研究科医学医療系

ページ範囲:P.1264 - P.1265

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1.LDL-C値の定義

 NCEPはLDL-C値を超遠心法とヘパリン─Mn沈殿法を組み合わせたBQ(β-Quantification)法で測定した値と定義している.BQ法ではIDLやLp(a)もLDL画分として沈殿するため,LDLに加えこれらのリポ蛋白のコレステロールも含んだ値がLDL-C値である.

参考文献

1)Tanno K, Okamura T, Ohsawa M, et al:Comparison of low-density lipoprotein cholesterol concentrations measured by a direct homogeneous assay and by the Friedewald formula in a large community population. Clin Chim Acta 411:1774-1780,2010
2)杉内博幸,松嶋和美,秋吉保男,他:HDL-C,LDL-C直接法の開発とその後の展開.臨床病理 60:632-636,2012
3)日本動脈硬化学会(編):動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年版,日本動脈硬化学会,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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