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特集 はじめよう,検査説明 化学
5 直接法で測定したLDL-C値とFriedewaldの式で算出したLDL-C値は,どの程度違うのか教えてください
著者: 山内一由1
所属機関: 1筑波大学大学院人間総合科学研究科医学医療系
ページ範囲:P.1264 - P.1265
文献購入ページに移動1.LDL-C値の定義
NCEPはLDL-C値を超遠心法とヘパリン─Mn沈殿法を組み合わせたBQ(β-Quantification)法で測定した値と定義している.BQ法ではIDLやLp(a)もLDL画分として沈殿するため,LDLに加えこれらのリポ蛋白のコレステロールも含んだ値がLDL-C値である.
NCEPはLDL-C値を超遠心法とヘパリン─Mn沈殿法を組み合わせたBQ(β-Quantification)法で測定した値と定義している.BQ法ではIDLやLp(a)もLDL画分として沈殿するため,LDLに加えこれらのリポ蛋白のコレステロールも含んだ値がLDL-C値である.
参考文献
1)Tanno K, Okamura T, Ohsawa M, et al:Comparison of low-density lipoprotein cholesterol concentrations measured by a direct homogeneous assay and by the Friedewald formula in a large community population. Clin Chim Acta 411:1774-1780,2010
2)杉内博幸,松嶋和美,秋吉保男,他:HDL-C,LDL-C直接法の開発とその後の展開.臨床病理 60:632-636,2012
3)日本動脈硬化学会(編):動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年版,日本動脈硬化学会,2012
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