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文献詳細

雑誌文献

臨床検査57巻11号

2013年10月発行

特集 はじめよう,検査説明

化学

7 血清Na値と血清Cl値の変動が連動していません.原因と解釈の仕方を教えてください

著者: 嶋田昌司1 松尾収二2

所属機関: 1天理よろづ相談所病院臨床検査部 2天理医療大学医療学部臨床検査学科

ページ範囲:P.1268 - P.1269

文献概要

1.NaとClの関係

 Na(natrium)とCl(chlorine)を無作為抽出した,ある1カ月14,373件のデータからNaとClの差を調査すると,平均値は35mmol/L,SDは1.99mmol/Lである.つまり恒常性が維持され個体間差もほとんどない.しかし,図1のようにNaとClの差が>40や<30となる変動を示し,NaとClの変動が連動していないと考えられる例も存在する.このような例は,以下のような病態が考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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