icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査57巻11号

2013年10月発行

文献概要

特集 はじめよう,検査説明 化学

8 補正Ca値とは何ですか? 総Ca値との違いを教えてください

著者: 川崎健治1 菅野光俊1

所属機関: 1信州大学医学部附属病院臨床検査部

ページ範囲:P.1270 - P.1271

文献購入ページに移動
1.補正Ca値とは何か

 補正Ca(calcium)値は,アルブミン(albumin;ALB)が基準範囲外のときに,生理的に重要なCaイオン(Ca2+)が足りないのか,足りているのかを判断するための指標である.

 日常診療ではALB値は低下することが多いため,補正Ca値は低ALB血症のときのCaの臨床的評価に使う.補正Ca値は測定して得られる値ではなく,一般的には血清中のALB値と血清中の総Ca値から以下の式を使って求めている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?