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特集 はじめよう,検査説明 免疫
1 梅毒RPR法(+),TPLA(-)となりましたが,非特異反応でないことを確認する方法を教えてください
著者: 日高裕介1
所属機関: 1自治医科大学附属病院臨床検査部
ページ範囲:P.1292 - P.1293
文献購入ページに移動1.梅毒の検査法
従来,梅毒血清反応はカルジオリピンを抗原とするRPRカードテスト(rapid pasma reagin card-test),TPを抗原とするTPHA(treponema pallidum hemagglutination test),FTA-ABS(fluorescent treponemal antibody absorptiontest)を中心に行われてきた.現在は,操作の簡便なイムノクロマト法による簡易検査が緊急時の感染症検査として用いられ,自動分析法としてラテックス凝集免疫法や化学発光酵素免疫測定法が主流になりつつある.しかし,新規の測定法はイムノグロブリンクラスの反応性が異なるものもあるため,結果の解釈には注意が必要である.
従来,梅毒血清反応はカルジオリピンを抗原とするRPRカードテスト(rapid pasma reagin card-test),TPを抗原とするTPHA(treponema pallidum hemagglutination test),FTA-ABS(fluorescent treponemal antibody absorptiontest)を中心に行われてきた.現在は,操作の簡便なイムノクロマト法による簡易検査が緊急時の感染症検査として用いられ,自動分析法としてラテックス凝集免疫法や化学発光酵素免疫測定法が主流になりつつある.しかし,新規の測定法はイムノグロブリンクラスの反応性が異なるものもあるため,結果の解釈には注意が必要である.
参考文献
1)津上久弥:梅毒血清反応検査と治癒判定の問題.皮膚 24:11-18,1982
2)柴田宏,森山英彦,谷口由紀,他:高感度梅毒TP抗体測定の評価ならびに新しい梅毒検査の進め方.検査と技術 37:1472-1474,2009
3)大里和久,永尾朝江,犬角紀代美,他:ラテックス凝集法による抗梅毒脂質抗体測定用試薬及び抗TP抗体測定用試薬の臨床的評価.日本性感染症学会誌 13:124-130,2002
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