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文献詳細

雑誌文献

臨床検査57巻11号

2013年10月発行

文献概要

特集 はじめよう,検査説明 免疫

14 日本ではM蛋白検出に免疫電気泳動が主流ですが,他の方法との差異はありますか?

著者: 山田俊幸1

所属機関: 1自治医科大学臨床検査医学

ページ範囲:P.1318 - P.1319

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1.免疫電気泳動法(IEP)と免疫固定法(IFE)

 免疫電気泳動法(IEP)とは,寒天/アガロースを支持体として電気泳動し,溝に抗血清を流し込み,一定時間抗原抗体反応を行い,沈降線を観察する検査である.脱蛋白や染色をする場合は全工程およそ2日にわたる.免疫固定法(IFE)はアガロースまたはセルロースアセテート膜に電気泳動し,抗血清をそのまま反応させる.脱蛋白操作により抗原抗体反応物のみを保持し,蛋白染色によるバンドを観察する検査である.半日以内に全工程が終了する.

参考文献

1)山田俊幸:M蛋白検出法とその問題点.臨床病理 58:397-400,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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