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文献詳細

雑誌文献

臨床検査57巻11号

2013年10月発行

文献概要

特集 はじめよう,検査説明 免疫

17 不規則抗体検査は,前回入院時の輸血前に行ったので今回はもう必要ないのではないですか?

著者: 岸野光司1

所属機関: 1自治医科大学附属病院輸血・細胞移植部

ページ範囲:P.1324 - P.1325

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1.不規則抗体スクリーニング

 赤血球におけるABO血液型以外の血液型抗原に対する抗体を検出する検査である.不規則抗体は,自然に保有している場合IgM(immunoglobulin M)と輸血や妊娠で免疫され産生される場合IgG(immunoglobulin G)がありIgGが重要となる.輸血製剤を準備する前に,あらかじめ血清(血漿)中に存在する不規則抗体の有無を間接抗グロブリン試験(indirect antiglobulin test;IAT)を含む方法で検査する必要がある.また,不規則抗体が検出された場合は同定試験を実施する.

参考文献

1)厚生労働省医薬食品局血液対策課:輸血療法の実施に関する指針(改訂版),2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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