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文献詳細

雑誌文献

臨床検査57巻11号

2013年10月発行

文献概要

特集 はじめよう,検査説明 感染症

9 血液培養陽性時にグラム染色で観察されたブドウ球菌はMRSAですか?

著者: 岡崎充宏1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院感染制御部

ページ範囲:P.1344 - P.1345

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1.感染症診断としてのグラム染色の意義

 臨床材料のグラム染色塗抹標本を観察することは,その所見から臨床における有用な情報を得ることができる(表1).グラム染色は,迅速性と信頼性が要求され,患者の治療に直結する検査の1つである1).一方で,塗抹標本の作製や染色の手技により,グラム陽性が陰性に,陰性が陽性に染色されることがあり,標本が適正に染色されているか否か,正しく判断できなければならない.

参考文献

1)永田邦昭:感染症診断に役立つグラム染色─実践 永田邦昭のグラム染色カラーアトラス,日水製薬,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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