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文献概要
特集 はじめよう,検査説明 感染症
13 尿中肺炎球菌抗原が1カ月以上(+)でも臨床症状がない場合,非特異的反応でないとすると確認する方法はどのようなものがありますか?
著者: 佐藤公俊1 三笠桂一1
所属機関: 1奈良県立医科大学感染症センター
ページ範囲:P.1352 - P.1353
1.尿中肺炎球菌抗原
感染症診断については病原微生物の検出が重要であり,検鏡法,培養法が主に用いられてきたが,1983年には尿中への菌体抗原排出が報告され,その後,イムノクロマトグラフィー法で尿中肺炎球菌莢膜多糖体抗原を検出するBinaxNOWⓇ
肺炎球菌として臨床応用されるに至った.本稿ではBinaxNOWⓇ肺炎球菌について解説する.
感染症診断については病原微生物の検出が重要であり,検鏡法,培養法が主に用いられてきたが,1983年には尿中への菌体抗原排出が報告され,その後,イムノクロマトグラフィー法で尿中肺炎球菌莢膜多糖体抗原を検出するBinaxNOWⓇ
肺炎球菌として臨床応用されるに至った.本稿ではBinaxNOWⓇ肺炎球菌について解説する.
参考文献
1)舘田一博:免疫クロマトグラフィー法による肺炎球菌尿中抗原検査.モダンメディア 51:129-132,2005
2)池田進輔,花木秀明:尿中抗原検出の問題点について.治療学 40:168,2006
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